Red beryl



逃避の果てには何がある?
逃避の果てには何がある?


「深い深い森があるんだよ。」


私は君と小さな船に乗って、
遠い島にある深い森の中へ入って行くことにした。

鬱蒼と茂る木々の道なき道をくぐり抜けると、
小さな広場に出た。

中央に切り株があり、
そこには“Red beryl”という大変希少な宝石が鎮座していた。

“レッド ベリル”それは
“レッド エメラルド”とも呼ばれる高貴な赤い石で、
少し傷はあるものの大変美しい宝石である。

しばらくするとRed berylが燦めき、
音楽が流れ始めた。
この音楽を聴くと何故だか、
これまでの人生を振り返らざるを得ないのだ…。


“目の前の雑務や追われる時間から逃避した時に
向き合わされるもの。突きつけられるもの。
それこそが真実であり、
埃を被った原石が垣間見える瞬間である。”


―逃避の果てには続きがある。

森を越えるとやがて、鮮やかな海が広がっていて、
そこから出ると新たな世界が待っているのだ。

燦然と輝く“現実”という名の碧い海が。

やりたいことがあるのなら、
迷う必要なんてない。
得るものはあれど、失うもの等、何もない。

いま起きている出来事は夢ではないし、
決して追いかけるようなものでもない。

そう、君はただ、素晴らしい現実を
積み重ねていけば良いだけなのだから。

逃避の奨め(by Sari)

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